背脂全部@極旨背脂ラーメン612・姫路市
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極旨背脂ラーメン612
姫路市広畑区北野町1-14-1
スープではなく味付けした背脂だけで麺を食べさせるという全国でも極めて珍しいラーメンを提供しているお店。1日5食限定なので開店を狙って訪れた。このお店では全てのメニューに背脂が浮いており、各自の好みの量に調節してもらえるが、極めつけが標記。750円。注文時に女性店主さんが、「背脂だけですけれど大丈夫ですか?」と確認があったが、そりゃそうだろう。口開けの客だったのでそれほど待つことなく配膳されたが、背脂の様子がよく見えるように耐熱ガラス製の丼に入っていたのはユニーク。
麺は極細で白色のストレート。素麺なみの細さで低加水だがモッチリとした食感だったのは意外だ。また、スープレスのため伸びないのもこのメニューの特徴だ。背脂はプチプチとした大粒のものと溶けた液体状のもののミックス。醤油味の味付けが施されているので、背脂本来の甘さと醤油の塩加減のバランスがちょうどよい。さすがにこってりとした重さはあるが、臭いやクセはなく、しつこさもさほど感じることなく抵抗なく食べられる。スープのようにレンゲですくって飲むことはしなかったが、麺が細いためしっかりと絡みつきどんどん減っていく。ラーメンというよりは油そばに近い印象だった。具材は豚バラチャーシュー、茹でモヤシに多めの木口切り葉ネギ。普通のラーメンならちょうどいい塩梅なのだろうが、背脂オンリーのこの一杯にはもっと野菜が欲しい。ということで、卓上のキムチと高菜漬けをドカッと投入して食べ進めた。また、途中でどうしても飽きがくるので、フライドガーリックや辛味調味料も駆使して刺激をプラスした。
麺と具材を完食すると液体と固体の背脂が残っていたが、これを飲む勇気はさすがになかった。味はどうだったかと問われれば「普通」としか言えないが、極めて珍しいおもろい一杯だった。間違いなく食べ手を選ぶラーメンで、燕三条系の背脂ラーメンを鬼アブラで食べられる人以外はこのメニューは無理だろう。
・お気に入り度:○+
アルバム: 岡山のラーメン
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